Class B などの大きなネットワークでのT-Clientの運用

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番号/区分 No. 5450 / T-Client技術情報
概要 Class B などの大きなネットワークでのT-Clientの運用
詳細 クラス B Class Bなどの大きなネットワークですと、インターネット通信の時、端末のIPアドレスのグローバルIPが、グローバルIPのプールの中から、動的に割り当てられることがあります。

[ 右の図の例でしたら、構内の端末に、123.123.0.0/16 のどれかの IP が、動的に、割り当てられます。]

専用Webサーバは、端末から受信したパケットのグローバルIPがリレーサーバと同じなら、その端末はネットワーク内部と判断して内部IPでリレーサーバに接続する設定にします。

[ 例の場合、123.123.1.2 と 192.168.1.2 が、専用Webサーバに、リレーサーバとして、登録されます。]

動的に割り当てられた端末のパケットは、[リレーサーバが同じグローバルIPでなないため] 内部ではなく外部からの接続として処理されれば、問題なくログインできます。

しかし、大きなネットワークのルーター設定の中には、送信先のグローバルIPが自分のネットワークの場合、インターネットにパケットを転送せずに、内部に接続することがあります。

[ 例の場合、たとえば、192.168.2.2 が、リレーサーバのグローバルIPである 123.123.1.2 にパケットを送信しようとしたとき、ルーターは、インターネットにはパケットをおくらず、192.168.1.2 におくります。]

この様な場合、専用Webサーバは、外部のネットワークと判断し、ルーターは内部の接続として処理をするため、リレーサーバに接続できません。

これに対応するには、専用Webサーバに、対象となる大きなネットワークのグローバルIPを、サブネットマスクごと同じグローバルIPとみなす静的なIPの変換のカスタマイズを実装することで、解決できます。

[ 例では、123.123.0.0/16 のパケットは、すべて、リレーサーバのグローバルIPである 123.123.1.2 とみなす変換テーブルを、専用Webサーバに実装します ]

詳細は、AGT Japanまで、お問い合わせください。
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