udpの音声のポート処理の仕組み [参考]

AGT Japan ニュース レター リスト

番号/区分 No. 5710 / T-Client技術情報
概要 udpの音声のポート処理の仕組み [参考]
詳細 UDP 音声プロトコル 音声プロトコルが tcp だと問題がないのに、udp にしたら音声が出ないことがあります。

自分の音声が参加者にどどかなかったり、参加者の音声が聞こえない場合、システムメッセージの確認することで、ポート開放の不備などがわかることがあります。

音声プロトコルに udp を採用した場合、Web会議 T-Client スタンダード 8 + 1 にログインした直後に表示されるテキストチャットメッセージを説明します。

Action : Connecting...
Audio Protocol : UDP , Quality : 4
リレーサーバの Audio Quality (音質設定) が 4 になっています。
Audio Server Port Received : Port : 10048
Audio Server Registered : Port : 10048
ポート10048に、自分の音声が登録されています。この表示がなければ、自分の音声が、参加者に伝達されまん。
Action : Connected
ログインが成功しリレーサーバに接続できました。
t00009 Audio Port Received : Port : 10049
t00009 Audio Client Registered : Port : 10049
会議参加者 t00009 の音声が、ポート10048に登録されています。この表示がなければ、t00009 の音声が聞こえません。

上記で登録されるポートは、リレーサーバの Audio Port で入力した数字とそれに 10 を足し算した値のポートの11個のなかから、リレーサーバの起動ごとに、ランダムに割り当てられます。たとえば、Audio Portに 10040 と入力した場合でしたら、10040 から 10050 の11個のポートのどれかが、割り当てられます。

スタンダードで、udp ポートを 10048 に設定し (すなわち、10048 から 10058 まで使用します) 1拠点だけログインしている状態のリレーサーバの udp ポートを外部からチェックした場合の例です:
PORT      STATE         SERVICE
10048/udp open|filtered unknown
10049/udp closed        unknown
10050/udp closed        unknown
10051/udp closed        unknown
10052/udp closed        unknown
10053/udp closed        unknown
10054/udp closed        unknown
10055/udp closed        unknown
10056/udp closed        unknown
10057/udp closed        unknown
10058/udp open|filtered unknown
なお、テレビ会議 T-Client エンタープライズ 4 + 1 の場合は、7個のポートから割り当てられます。
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